最近報じられた各種報道の中からリストラ関連NEWSをピックアップしています。
●賃貸アパートの大手であるレオパレス21が、全従業員の約15%に当たる1000人規模の希望退職を募ることが報じられました。
同社はアパートの施工不良問題で入居率の低迷や施工不良物件の改修費用増加などにより業績が急速に悪化しており、2020年3月期連結決算の業績予想を下方修正して、純損失が従来予想の304億円から803億円に拡大すると発表しています。
これで686億円の赤字だった19年3月期に続き2年連続の赤字となり、経営再建に向け一段と厳しさが増す状況となっています。
賃貸アパート大手レオパレス21が、全従業員の約15%に当たる1000人規模の希望退職を募ることが4日、分かった。施工不良問題で入居率が低迷していることで業績が悪化しており、人員削減を含む抜本的な経営改革を進める。
同社は4日、2020年3月期連結業績予想の下方修正を発表した。入居率低下に加え、施工不良物件の改修費用の増加などにより、純損失は従来予想の304億円から803億円に拡大する。前期の686億円に続き、大幅な赤字に陥ることになり、経営再建に向け一段と厳しさが増している。今年3月までとしていた宮尾文也社長の役員報酬の60%減額措置を21年3月まで延長する。
経営立て直しのため、新規のアパート建築事業を縮小し、営業所を削減する方針だ。これに合わせて希望退職も募集し、人員をスリム化して収益改善につなげる。
(時事通信)