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アデランス上場廃止、創業社長の「カツラ御殿」売却(デイリー新潮)

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最近報道された各種報道の中からリストラ関連NEWSをピックアップしています。

●かつら大手のアデランスが経営再建のため上場廃止になることを報じたニュースの続報です。なぜアデランスが業績不振になってしまったのか、カツラ業界の現状などがレポートされています。

まっすぐに天に向かって伸びる「カツラ」の木は縁起がいいんだそうだが、頭に載せる「カツラ」はこのところ売れないそうな。おかげでアデランスは業績が伸びるどころか急降下。上場廃止が決まって、創業社長の「カツラ御殿」も、すでに取り壊されていた。

高級住宅地の代名詞、世田谷区成城3丁目の角地にドーンと構える、コンクリート造りにタイル張りの瀟洒なお屋敷。アデランスの創業社長兼会長、根本信男氏が構えた桂離宮ならぬ通称「カツラ御殿」が、更地になっているのである。

「取り壊されたのは昨年12月。あの辺りは坪単価が200万円前後です。あのお屋敷は950平方メートル、つまり290坪ほどありましたから、6億円ぐらいにはなったのではないでしょうか」(地元の不動産屋)

社長夫妻は渋谷区内のマンションに転居していたが、このタイミングに、「やっぱりなあ」という声が漏れ聞こえてくる。経済紙の記者によれば、

「今、アデランスは、スカイマークなどの再建を手がけた投資会社インテグラルに頼んでMBO、つまり経営陣が参加する買収を実施。2月中旬には上場が廃止される予定です。実際、1月16日に発表された昨年3月から11月期の連結決算は、最終損益が11億円の赤字になっています」

そんな真っただ中の御殿売却だったのである。

それにしてもアデランスに、いったいなにが起きているのか。経済誌の専門記者に解説をしてもらう。

「これまでカツラ業界はアデランスとアートネイチャー2社の独占状態で、以前は男性カツラが中心でした。それが近年、年をとってもキレイでいたいという60歳超の女性の需要が伸び、今や顧客のメーンは女性になっています。テレビのスポットCMを観た人からの電話にていねいに応対し、高いものでは80万円はするオーダーメイドや、レディメイドで数万円のウィッグを買ってもらう。ところがここ2年ほど、小林製薬や資生堂という大手を筆頭にエステや通販会社などまでが、5000円から1万円ほどの安いウィッグを出しはじめ、顧客をすっかり奪われてしまったのです」

■「維持するのは大変」

高橋惠子がCMで、オーダーメイドの「レディスアデランス」や既製品の「フォンテーヌ」を必死に紹介しても、なかなか反応がないのだそうだ。

「実際、このままジリ貧が続けば倒産しかねない状態で、創業者の根本社長にすれば、自分が持つ株も紙切れになってしまう。それでは忍びないので去年の8月、根本社長が自らインテグラルに相談を持ちかけたと聞きました。アデランスは10年ほど前、アメリカの投資ファンドのスティール・パートナーズに株を買い占められた苦い経験があります。そのトラウマがある中、あえて投資会社に頼まざるをえないほど追い込まれてしまった。上場廃止は、それなりに費用をかけて事業構造を抜本的に変えるには、株主のための費用すら削る必要がある、という選択をした結果だと思います」(別の経済誌記者)

カツラをいくら被せても、もはや隠せない会社の危機。

アデランス経営企画部によれば、実は社長も、新株発行に際し、出資義務があるという。だが、

「自宅の売却は私が判断したことで、会社とは関係ありません」

と、根本社長の妻は語る。

「私たちの年齢のことを考えると、成城のあの家は広すぎて、税金などを含めて維持するのは大変。主人になにかあったとき、私一人では賄いきれませんし、子供たちに整理させるのも気の毒です。整理してよかったと思っていますよ。今はだれでも高齢になれば、そういうことを考える時代じゃないですか」

いずれにせよ、会社の維持が大変なのに、御殿の維持に苦労している場合ではない、ということだろう。

(デイリー新潮)

 

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