リストラの現実 リストラの厳しすぎる現実

リストラの現実その6「リーマンショックによるリストラで日雇労働へ…」

都内の私大を卒業し、鉄道関連の工事会社に入社したNさん(42歳)。7年間勤務した後、30歳で鉄道の信号などを製造する大手企業に転職を果たす。だが、年収500万円を超え順風満帆かに見えた並木さんの人生は、33歳のとき、突然狂い始める。

「ある日突然部長に呼び出されて、『申し訳ないが来月いっぱいでお願いしたい』と。リーマンショックの影響によるリストラでした。若手だったし、まさか自分がクビになるとは思っていなかったので参りましたよ」

その後は失業保険とアルバイトで食いつなぎ再就職先を探したものの、リーマン直後ということもあり、条件のいい求人はほとんどなかった。半年後、ようやく見つけた通信関係の会社に就職。無事正社員に戻れたのはよかったものの、待遇は以前の会社とは比較にならなかった。

「零細企業だったので年収は前の会社の半分以下で、手取りで200万円ほどでした。何となく予想してはいたのですが、当時は正社員の募集自体がほとんどなかったので、藁にもすがる思いで入社して……。ですがその後も給料が上がる見込みはなかったので、1年半で退職しました」

その後も正社員での転職を目指した並木さんだったが、なかなか条件に見合う企業は見つからない。

「バイトと同程度の給料で正社員をするくらいならむしろ時間通りに仕事が終わるバイトのほうがマシだ」と考え、人材派遣会社に登録し、現在は日々工事現場の搬入などをして生計を立てている。

Nさんは毎朝7時に起床。愛用している赤い自転車で家を出る。歩いて20分ほどの距離にある京急線の六郷土手が最寄り駅だが、向かう先は駅ではない。

「1時間半以内の現場は自転車で行ってしまいます。日給は交通費込みで支給されるので、自転車で行けばその分が浮きますから」

9時前に現場に着いたNさん。「おはようございます!」と太めの大きな声で挨拶する様子からは、かつて大手企業でサラリーマンをしていた面影は感じられない。午前中は1袋20kgもあるというセメント材などを搬入し、12時に休憩に入る。他の作業員が近所の中華屋に入っていくなか、Nさんは持参したリュックから自前の弁当を取り出す。

「できるだけ自炊しています。水も水筒に入れてくるようにして、飲料は買いません。支出を減らすのは収入を増やすのと同じなので、他にもいろいろと工夫していますよ。今日は自転車でしたけど、やむを得ず電車で移動するときは必ず金券ショップで回数券を買うようにしたり。利用する路線にもよりますけど、片道500円の区間なら400円くらいで買えます。往復で浮いた200円で一回の弁当代にはなりますから」

◆ギリギリの生活の先に漠然とある将来への不安

日も暮れかけた18時に作業が終了。夕食も当然自炊という並木さんは近所のスーパーで特売品を購入し、19時すぎに帰宅した。話を聞くため家に入ると、50代くらいの男性が出迎えてくれた。Nさんが暮らすシェアハウスの同居人だという。

「前のアパートに住み続けるのが経済的に難しくなり、ネットで見つけたこのシェアハウスに引っ越してきたんです」

現在の家賃は5万8000円。以前住んでいたアパートより安く、さらに家賃には光熱費・ネット代なども含まれているため、以前よりかなり出費を減らすことができたそうだ。

「プライベートよりも家賃を取りました」と笑うNさんだが、将来への不安はないのだろうか。

「正直、将来への不安は徐々に大きくなっています。まともな会社の正社員に戻れるのならそりゃ戻りたいですよ。ただ、リストラ後に焦って就職して失敗した経験があるので、ただ正社員になれば良いというものでもないと思っていて。劣悪な環境でサービス残業しまくったあげく毎月17万円しかもらえない生活をするくらいなら、働いた分だけきちんとお金がもらえる今の生活のほうがラクですから。とはいえ、40歳を過ぎてしまい、これからは肉体労働もしんどくなっていくと思います。ケガや病気をすれば、収入がゼロになるリスクもありますし。あのとき、リーマンショックさえなければこんなことには……」

ビール券で買った瓶ビールをグラスに注ぎ、不安をかき消すように飲み干すNさんであった。

(「日刊SPA!」2017.4.6を元に作成)

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