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森下仁丹、“第四新卒”中高年を採用 愉快な出世レース(デイリー新潮)

◆仁丹で有名な大阪の企業である森永仁丹株式会社が、中高年の中途採用を「第四新卒採用」と名付けて募集を開始しています。とてもインパクトのある採用方法で既に1000人以上の応募があるとのことです。


森永仁丹株式会社サイトへ


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忠誠を誓ってきた会社員人生。その来し方に思いを巡らせ、50歳を前にして、もうひと花咲かせたいと野心を持つ人もいよう。

創業124年。口中清涼剤の“仁丹”で知られる森下仁丹が40代から50代を対象に中途採用を実施している。経済部記者の話。

「中高年の採用を“第四新卒”と名付け、今月1日から募集しています。新聞広告等で大々的に告知。幹部候補数人を採用する予定です」

実際、1日付の日経新聞では“オッサンも変わる。ニッポンも変わる。”とインパクトある大広告を掲載した(写真)。森下仁丹の広報担当者に聞いてみると、

「通常の中途採用は人材紹介会社を通じて行うところ、今回は新卒のような形でやってみようとなったのです」

中高年を募集するのには、理由がある。

「弊社は14年前、赤字が30億円、と業績の厳しい時代がありました。主力の仁丹の売上が下がり、それに代わる商品を生み出せなかったからです。その頃、社員の転職が相次いだため、現在、40代から50代の人材が薄くなってしまったのです」(同)

かつては時代に取り残された伝統ある企業だったが、

「同じ頃、三菱商事を辞めた現在の駒村純一社長が、執行役員として入社。中途採用を増やしていきました」(同)

さらに、独自の技術である継ぎ目のないカプセル、シームレスカプセルを様々な分野に応用。現在は約104億円の売上に対し、4億円の黒字を出せるまでになった。

「社長がそもそも転職組の上、約300人の社員のうち、半数が中途採用です。出世するのに、派閥うんぬんというものはなく、会社で実績を残せた人が出世します。幹部の多くも中途ですから。のんびりした社風を想像されるかもしれませんが、実際には、創業間もないベンチャー企業のような雰囲気ですよ」(同)

7日の段階で、応募者はすでに1100人以上。外様から社長を目指すのに、持参してほしいのは熱意だけ……。いざ、仁丹!?

(デイリー新潮)

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