リストラの現実 リストラの厳しすぎる現実

リストラの現実その5「リストラ、またリストラ…」

「リストラ、リストラ、リストラ…。結局3回もリストラされました」と語るのは元大手総合電機メーカーの管理職だったCさん(当時55歳)。

Cさんは大学卒業後、大手総合電機メーカーに入社し40代後半には管理職に昇進するが業績不振のあおりを受けリストラ対象に。会社をリストラされたのは47歳の時でした。当時の私は空調システム部の課長に昇進したばかりでこれから頑張らなければと思っていた矢先でした。もう目の前が真っ暗になった。仕事で大きなミスを犯したことなんてなかったし、会社に対して不平不満を言ったこともありません。それでもリストラ対象です。年齢でバッサリやられたんです。上司である部長との面談で、「このまま会社にいても上がり目はない。下期になると新人事制度がスタートして役職を解く。給料は大幅に減ることになりますよ。退職してやり直した方があなたのためになる。」というようなことを言われました。わたしはなぜ自分なのか問いただしたんですが「割り当てだから」ということでした。部署ごとに何人リストラするということが決まっていたんでしょう。

会社からは規定の退職金に12か月分の加算金を支払うことと、傘下の子会社への再就職を保証するという書面を受け取りました。大手企業もいくつか倒産していた時期ですから「これだけのことをしてやってるんだから文句言うな」と言う感じだった。抵抗しても無駄ですから子会社への転籍を条件に退職することを同意したわけです。退職金は手取りで1800万円位でしたかねぇ…。転籍した先は親会社製品のパソコンとかコピー機をリースしている会社でした。社長を始め各セクションの管理職も全員親会社のOBで大半の人が知っている人ですから人間関係で苦労することありませんでした。だけど給料は大幅に下がりましたね。前は800万円ほどもらっていたんですが600万円になってしまいました。しかし全く無関係の会社に転職したらもっと減っていたでしょうから良しとしたんです。女房はずいぶんとこぼしていたけどね。

リース会社では営業の担当課長として働いていましたが、転籍して3年後に二度目の退職勧奨を受けてしまいました。親会社が再度リストラすることになったんです。在職3年ですから退職金なんて50万円しか出ませんでした。

子会社をリストラされた後は孫会社に移動したが2年後にもう一段のリストラがあり失職する羽目に。あれよあれよというまに三度目のリストラを喰らった。その後、転職支援会社に登録してみたりしたんですが、そのときでもう52歳でしたから再就職は困難でした。カウンセラーからは「あなたには専門分野がありません。」「大手を辞めて子会社を転々としている人が再就職は一番難しいんですよ。」などと言われました。

結局、住宅ローンの返済がきつくなり切羽詰って手を出した消費者金融からの借金が元利合計で1200万円まで膨らみ返済のために自宅マンションを売却、これで一家離散状態に転落することに。

リストラ計画を策定しクビ切りの先頭に立っていた労務担当の常務は、その後副社長にまで昇進したそうです。これがサラリーマン世界の現実なんだろうね。悔しいけれど…。大手総合電機メーカーで管理職に昇進したころは定年で退職したら2~3年子会社で働いてリタイアし第二の人生を楽しもうなんて思っていたけれど全て狂ってしまいました。

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まとめ

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早くから転職を意識することがリストラへの備えになるばかりでなく同時に将来のキャリアプランを見つめ直すことにもなり、「何が自分に足りないのか」や「いま自分がすべきこと」が見えてくるでしょう。

そして自分の能力を高める行動に繋がって結果的に市場価値が高い人材になれば、今のポジションでも存在価値が高まり会社側が手放せない(=リストラされない)貴重な戦力となるのです。

これこそが最大の「リストラ対策」であるといえるでしょう。

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